チャットレディは短時間で高収入を得ることができる仕事ですが、報酬が多いということは当然支払う税金の額もそれなりに多くなります。せっかくチャットレディでたくさん稼いでも、稼いだ分が税金となって出ていくと思うと残念ですよね。納税は国民の義務なので確定申告はきちんと行わなければいけませんが、できれば節税して少しでも支払う税金の額を抑えたいもの。
そこで今回は、チャットレディの税金対策として、確定申告で節税するコツとなる経費について徹底解説。チャットレディの必要経費の項目一覧と経費を計上するときに気をつけたいポイントについてお伝えします。
チャットレディは税金対策が必要

高収入ビジネスとも言えるチャットレディの仕事をしている人にとって、税金の問題は結構シビアなものです。チャットレディはチャットサイトや事務所(代理店)と業務委託契約を結んで仕事をする個人事業主という扱いになるので、お金の管理はすべて自分でしなければならず、税金についての知識も必要になります。
もちろん、一定額以上の所得があるチャットレディには納税の義務も発生しますし、税金を納めるためには確定申告を行わなければいけません。そして、その確定申告の際に税金対策をしっかり行っておかないと、必要以上に多く税金を支払わなければならなくなり、チャットレディでせっかく稼いだお金が税金となって消えてしまいます。
このような残念な事態に陥らないためにも、高収入を稼ぐチャットレディだからこそ税金対策はきちんと行い、節税できるところはしっかり節税しておくことが大事です。
チャットレディが確定申告で節税するコツは経費

チャットレディが確定申告で節税するコツは経費です。節税できるかどうかは経費をどれだけ計上できるかにかかってきます。
では、経費が節税のカギを握っている理由から簡単にみていきましょう。
節税のカギを握っているのは経費
まず基本的なところとして、チャットレディが確定申告で納めることになる税金は主に以下の2つになります。
- 所得税
- 住民税
これらの税金は、チャットレディが1年間に稼いだ年間所得をもとに計算されます。最終的に課税される所得のことを課税所得といいますが、課税所得を求めるときに使うのが以下の計算式です。
課税所得=売上(チャットレディで得た報酬)ー経費(チャットレディの仕事をするためにかかったお金)ー控除
課税所得が多ければ多いほど納めなければならない税金の額は多くなり、課税所得が少なければ少ないほど納めなければならない税金の額は少なくなります。チャットレディで得た報酬は同じでも、チャットレディの仕事をするためにかかったお金が違えば課税所得の金額は変わるのです。
売上からできるだけたくさんの経費を差し引いて課税所得を少なくすることで、納めなければならない税金の額が少なくなります。つまり、節税のカギを握っているのは経費だと言えるでしょう。
そもそもチャットレディの経費とは?
チャットレディで得た報酬からできるだけたくさんの経費を差し引くことができれば、それだけ納める税金が少なくなり節税につながるということが分かりましたが、そもそもチャットレディの経費とは一体どういうものなのでしょうか?
チャットレディの経費として認められるものについては、後ほど具体的に解説しますが、まずは経費の基本的な考え方を確認しておきましょう。
チャットレディの経費とは
チャットレディの経費と言うからには、チャットレディの仕事に関連しているものでなければなりません。チャットレディに必要不可欠なパソコンやWi-Fiなどの通信費は、チャットレディの経費として認められるものの代表と言えます。
また、Webカメラやヘッドセットマイクなど、チャットレディの仕事をしていなければ購入していないものも経費として認められます。さらに、照明やウィッグ、衣装などもチャットレディの報酬に貢献しているものとして経費計上が認められるでしょう。
チャットレディの経費になる・ならないはケースバイケース
経費は仕事に関連しているものかどうかという考え方を基本に、世間の常識に照らし合わせて個別に判断されます。そのため、チャットレディの経費として認められる上記の条件を満たしているものであっても、実際にチャットレディの経費になる・ならないはケースバイケースです。
経費には明確なルールがないため、経費になる・ならないの判断は税務調査官の数だけ解釈があり、正解はありません。なんとも曖昧な言い方にはなってしまいますが、だからこそ経費として認められるかどうかで税金の額が大きく変わってしまうというわけです。
例えば、事務所や代理店に行った帰りに一人で食事した外食費が経費になるかと言ったら、この場合は一人なので経費として認められません。ですが、チャットルームのスタッフと打ち合わせという名目で食事をした場合、外食費が接待交際費として認められる可能性があります。
在宅チャットレディは経費を按分して節税できる
チャットレディの経費として認められるものの中には、チャットレディの仕事だけでなくプライベートにまたがって支出されている費用もあります。例えば、在宅チャットレディの場合は家賃や電気代などが良い例です。
このように仕事とプライベートにまたがる費用については、仕事で使っている分だけ経費にできる按分(あんぶん)という方法があります。この按分には按分できる用途が指定されているわけではなく、仕事に直接必要だったと区分できればOK。経費の内容と必要性をしっかり説明することができれば、節税に大きく貢献してくれるでしょう。
チャットレディの必要経費の項目一覧

では、ここからは具体的にどういうものが経費となるのか、チャットレディの必要経費の項目について解説していきます。
| 経費の内容 | 勘定科目 |
|---|---|
| パソコン・スマホ | 消耗品費(10万円未満)・減価償却費(10万円以上) |
| Webカメラ・ヘッドセットマイク・照明 | 消耗品費 |
| 化粧品・メイク用品 | 消耗品費・美容費 |
| コンタクト | 消耗品費 |
| メガネ・ウィッグ・衣装 | 衣装費 |
| 美容院・マツエク・ネイル | 美容費 |
| エステ・フィットネスジム・美容外科 | 美容費 |
| サプリメント | 消耗品費・美容費 |
| 書籍・雑誌・新聞・セミナー代 | 新聞図書費・研修費 |
| 電車・バス・タクシー代 | 交通費 |
| ガソリン代・高速料金・コインパーキング料金 | 車両費 |
| 家賃 | 地代家賃 |
| 電気代 | 光熱費 |
| インターネット料金・Wi-Fi料金・スマホ料金 | 通信費 |
| 修理代 | 修繕費 |
パソコン・スマホ
パソコンやスマホはチャットレディの仕事になくてはならない必須アイテムです。チャットレディの仕事に関連しているものなので、もちろん経費になります。
パソコンやスマホは、購入金額や使用期間によって消耗品費になるか減価償却費になるかが違ってきます。10万円未満もしくは使用期間が1年未満のものは消耗品費として1回で経費計上できますが、10万円以上のものは固定資産になるので減価償却費として複数回に分けて経費計上することになります。
スマホの機種代金を分割払いで通信費と一緒に支払っている場合は、通信費として経費計上しましょう。
Webカメラ・ヘッドセットマイク・照明
「チャットレディ3種の神器」とも言える重要アイテム、Webカメラ・ヘッドセットマイク・照明(撮影用ライト)は、チャットレディの仕事に関連しているもので、なおかつほとんどの場合はチャットレディの仕事をしていなければ購入していないものでしょう。何かほかの用途で活用していない限り、チャットレディの必要経費として全額経費計上できます。
チャットレディにおすすめの必須アイテムについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
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化粧品・メイク用品
チャットレディの仕事をするときにすっぴんで出演する人はまずいないでしょう。とくに顔出しありでチャットレディをしている人にとって、化粧品やメイク用品は自分を可愛くきれいに見せるためだけでなく、顔バレ・身バレ対策に必要なものでもあります。
化粧品やメイク用品はチャットレディの仕事に関連しているもので、なおかつチャットレディの報酬にも貢献していると言えるので経費として計上できます。
ただ、化粧品やメイク用品はチャットレディの仕事をしていなければ購入していないものとは言えず、プライベートでも使用するものなので、仕事で使用する分だけ按分して経費計上しましょう。
コンタクト
チャットレディのなかには、チャットをするときだけコンタクトを使用する人もいます。カメラ映りを良くしたり雰囲気を変えたりすることでチャットレディの報酬に貢献している場合、コンタクトは経費として計上できるでしょう。
普段は使っていないコンタクトを使用していることや、普段はメガネなのにチャットをするときだけコンタクトを使用していることがポイントです。プライベートでも使用しているコンタクトなら、チャットレディの経費として計上するのは難しいかもしれません。
メガネ・ウィッグ・衣装
顔バレ・身バレ対策のためにメガネやウィッグを活用する場合は、チャットレディの経費として認められるでしょう。また、チャットレディの仕事をするときに着る衣装やコスプレなどもチャットレディの報酬に貢献しているものとして経費計上可能です。
ただ、プライベートでも使用できるものは全額経費計上することは難しいので、按分するのが妥当だと言えます。
美容院・マツエク・ネイル
美容院でヘアスタイルを整えたり、マツエクやネイルをしたりするのは、外見が重要視されるチャットレディにとって必要な支出です。チャットレディの仕事に関連していて報酬に貢献していると言えるので、経費として計上できます。
ですが、これらはプライベートの割合が高く、チャットレディの仕事をしていなければ支出していないものとは言えないので、按分する必要があるでしょう。
エステ・フィットネスジム・美容外科
プロポーションを整えたりスタイルを維持したりするためのエステやフィットネスジムの費用も、チャットレディにとっては大切な自分磨きの支出なので、チャットレディの報酬に貢献していると言えます。また、エステや美容外科で脱毛したり、より可愛くきれいになるために整形手術を受けたりすることも同様です。
ただ、これらもプライベート要素が大きいものと言えるので、按分して計上するのが無難でしょう。
サプリメント
サプリメントも自分磨きのアイテムです。チャットレディの仕事に必要な美容に関連したものだということがきちんと説明できれば、経費計上できるかもしれません。
ですが、単なる個人の体調管理とみなされれば経費として認められない可能性もあります。
書籍・雑誌・新聞・セミナー代
コミュニケーションをとることが仕事のチャットレディにとって、書籍や雑誌、新聞などで時事ニュースやトレンドを知っておくことは大切なことです。さまざまなことに精通し見聞を広めることで対応力の高いチャットレディになることができます。
そのほか、コミュニケーション術や恋愛心理学、営業系のセミナーなども、チャットレディの報酬に貢献するものとして経費計上可能です。
電車・バス・タクシー代ほか
通勤チャットレディの場合は、事務所や代理店のチャットルームに通勤するための交通費も経費になります。チャットレディの仕事をしていなければ支払わなくてもいいものなので、経費として計上可能です。
電車・バス・タクシー代のほか、車の場合はガソリン代や高速料金、コインパーキング料金も経費計上できるでしょう。
家賃
賃貸住宅で仕事をしている在宅チャットレディの場合、自分の部屋がチャットルームのような仕事場になるので、家賃も経費として計上することができます。(※持ち家は経費として認められません)
ただし、賃貸住宅は仕事とプライベート兼用になるので、仕事で使っている分の家賃を按分して経費計上しなければなりません。具体的には以下のどちらかで按分するのが一般的です。
- 賃貸住宅の部屋面積に対してどれくらいのスペースをチャットレディの仕事に使っているか
- 1日のうちどのくらいの時間をチャットレディの仕事に使っているか
家賃を経費計上するときの平均的な目安としては、家賃の30%程度の割合が無難です。
按分の例
電気代
在宅チャットレディの場合は電気代も経費になります。チャットレディの仕事をしていなければ発生していない電気代になるため、経費として計上可能です。
ですが、電気代も家賃と同様に按分して経費計上しなければなりません。
インターネット料金・Wi-Fi料金・スマホ料金
インターネットを通して行うチャットレディの仕事には通信費も必要不可欠な支出です。インターネット料金やWi-Fi料金、スマホ料金などは通信費としてチャットレディの経費になります。
通信費もプライベートで使用するものなので、按分して経費計上しましょう。
修理代
パソコンやWebカメラが故障したとき、修理代として支出した費用は修繕費となり、経費にできます。チャットレディにとってパソコンやWebカメラは必要不可欠なものなので、修繕費も経費として認められると言えます。
チャットレディが経費を計上するときに気をつけたいポイント

チャットレディの必要経費について具体的にみてきましたが、何から何まで経費として計上できるわけではありません。経費を計上するときに気をつけたいポイントがいくつかあるので確認していきましょう。
経費計上には領収書が必要
確定申告で経費を計上するときには、経費として支出したことの証明として領収書が必要です。確定申告のときに提出するわけではありませんが、税務調査が入った場合には必ず必要になります。
チャットレディは個人事業主なので、原則として青色申告の場合は7年間(前々年度の所得が300万円以下の場合は5年間)、白色申告の場合は5年間、領収書の保存が必要です。
また、以下のようなものも領収書の代わりとなります。
- レシート
- クレジットカード明細
- 通帳明細
- 出金伝票
領収書がもらえなかった場合は、出金伝票を使いましょう。出金伝票には以下の内容を記載します。
- 支払った日時
- 支払先
- 支払額
- 支払いの内容
出金伝票は領収書の代わりになるとは言え、自分で記入するものなので領収書としての信頼性は落ちます。そのため、証拠となる資料を補足で用意しましょう。また、もし領収書をなくしてしまっても再発行可能な場合は再発行してもらうようにしてくださいね。
経費の内容や理由を説明できるようにする
経費には明確なルールがないため、経費となるかならないか判断が分かれます。チャットレディと税務調査官の人数分だけそれぞれの解釈があるので、経費について説明を求められたときに経費の内容や理由を説明できるようにしておかないと税務調査官を納得させることができません。確定申告で経費を計上するときは、経費の内容や理由を説明できるようにしておくことが大事です。
売上と経費のバランスに注意する
売上と経費のバランスもチャットレディが経費を計上するときに気をつけたいポイントになります。経費は売上(チャットレディの報酬)に貢献するために支出されるものなので、売上以上に経費を計上するのはもちろん、売上に迫る勢いで何もかも経費として計上するのはNGです。
経費はあくまでも売上に貢献するもので、一般常識的に考えて違和感や不自然さがない支出であることが大前提になります。売上とのバランスをみて、税務調査官に不審に思われないように注意しましょう。
チャットレディが確定申告で節税するコツは経費をできるだけ多く計上すること

チャットレディが確定申告で支払う税金を少なくするためには、できるだけ多くの経費を計上することがコツになります。
チャットレディの仕事に関連するものに支出を行うときには、必ず領収書をもらうように意識しておきましょう。チャットレディで稼いだ報酬を手元に多く残すために、経費を活用して上手に節税してくださいね。
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